結構、結果、結局

数年前に貪るように読んだブログの著者が、新しい媒体でこまめに更新していたことを知った。記事をスクロールしてみると比較的最近に設立された新しいブログだったことがわかる。あの人の文章がまた読めて嬉しい。そう思いながら1つ1つ読んでいく。相変わらず文章が上手い。淡々としながらも心の機微をクリップで押さえるように書き留めていくそのリズムと、決して難しい語彙を使うのではなく、それでいて一行読んだだけで「あぁ、この人は聡明な人だな。」とわかるような文章だ。私は貴方にまた会えて嬉しい。さらにスクロールしてみると「寄稿しました。」とのタイトルが見えた。寄稿先は誰もが知る有名なメディアである。

すごいなぁ。と思った。更新がされなくなったブログやSNSを私ように見ている人が、メディア関係者がいたのだ。同時に嬉しくもあり、少し羨ましくもある複雑な気持ちをグルグルとかき混ぜて胸の中をごった煮にしたところで、私もちゃんとした文章を書かないといけないなと決意を新たにする。そしてこれは内緒だが、「ちゃんとした文章を書かなきゃ。」と決意したのは一昨日もしたのである。いや、もしかしたら先週もしていた。多分。私とはそういう人間なのである。

 

KiE