詩・短歌

寒いのなんの

キャンプ場にいる。寒い。 暑いよりはマシだが寒いのも困る。ブランケットにくるまっているが、そろそろ寒さが身体に染み渡ってきたのかトイレにも行きたい。しかし今の私は1人でテントから離れるわけにもいかず、こうして我慢をしながら文章を書いている。…

完or

ひと通りやり遂げたら気が済むかなと思っていたのですが、そうすると次の事柄がポコポコと人生ゲームのマス目のように浮いてきてどうしたもんかなあと思っている。 KiE

焼き菓子待ち

焼き菓子を焼いてるときの 私はきっと幸福製造マシーン ほうじ茶のシフォンケーキとホワイト&ミルクチョコのスコーンを焼いている。焼き菓子を家で作るとかは黙々とゴールに向かう作業ができて精神衛生によい。皿洗いと片付けまであっという間に時間が経つ。…

ニュートラルモード

全力疾走では永遠に走れないと知った社会人10年目 ようやく、いわゆる「仕事の手を抜く」というのが分かりはじめた。現場仕事が多かったため、常に全力疾走で駆け回り、「どんな瞬間でもフルパワーフルスピードで動ける様子を見せておかないと自分の居場所が…

矛盾する脳

忘れたくないと思う1秒後には薄れる欠片 いつだって脳は矛盾するのだ 生存本能なのか心理学なのかわからないが、本人にとって「よくないこと」ほど記憶に残り、「よいこと」ほど忘れるようにできているらしい。と学んだことがあるが、どれだけ忘れまいと胸に…

売り物ではない

売り物ではないとカゴの中で居眠りする猫 これもまた10年前の写真である(そしてお察しのとおりサムネイルにする写真が尽きている)。生命は売り物ではない。猫の生命がそうであるように、私たちの生命も、それらを構成する人生も売り物ではない。お金と交換で…

お盆ぽんぽんパンパン

実家のご飯を食べ続け お盆の日暮れに 寝返りをするトド 腹がいっぱいである。実家に帰省してありがたいことに、あれもこれもそれもと胃袋に詰め込まれ、動くのも億劫なほどにお腹がいっぱいである。幼児風に言うならばポンポンがパンパンだ。トドのように床…

「夏」は動詞

スイカ買う 素麺も食う 花火見る 「夏」は動詞だ 楽しんでやろう 「夏」は動詞だと常々思っている。スイカを食べる。桃を食べる。花火を見る。浴衣を着る。甲子園を見る。海で泳ぐ。などなど。今年は酷暑が続くが楽しんでやろうという気合いで乗り切りたい。…

花火と花笑み

花火が好きだ 人の笑顔が花咲くから 滋賀県が誇る「びわ湖大花火大会」に今年も行ってきた。昨年初めて行ったのだが、その景気の良さとダイナミックさに圧倒されて感動しっぱなしだったのだ。そして今年も素晴らしかった。花火を見ている人たちが一様に歓声…

大人の証

飲み物の 種類の多さが 大人の証 大きな買い物とかではなくて 夏になると、水分補給のためにあれやこれやとピッチャーやポットに飲み物を用意するのだがその種類が増えたなぁと最近感じる。昔は麦茶一択だったのが、ほうじ茶、紅茶、緑茶、コーン茶にまで増…

怪獣に声をかける

怪獣に1時間経ったよと声をかける ガーといびきで吠える夫 たまにどうしても仮眠を取りたくて自分でタイマーをセットして寝ることは、誰しもが経験しているだろう。ちなみに私は昨日やった。そして、タイマーをセットせずに家族などに「あとで起こして」と…